部下を指導、管理することは上司の仕事ですが、実はこれがとても難しくて悩んでいる人が多いようです。他の仕事ならそつなくこなせる優秀な人も、部下に関してはまったくダメという人も少なくありません。それだけ、「人間関係」や「コミュニケーション」というものは大変であり、重要だということです。しかし、苦手だからといって放棄してしまうわけにもいきません。そこで部下を指導、管理するためのいくつかのポイントをご紹介します。
部下や後輩がミスをしたとき、思わず「カッ!」と頭に血がのぼり感情のままに叱ってしまいたくなりますね。とくに看護師の仕事はミスが許されず、ミスを発見すると上司も部下も気が動転してしまいます。しかし、そんなときに叱ってもお互いの気持ちはすれ違ってしまうばかりです。また、最近の若者はほんの少し叱っただけなのに、すぐにやる気がダウンしてしまうこともあります。そんな状況下では、どうやって叱ったらいいのでしょうか?
部下を指導や管理する立場になると、急に自分が部下であったときのことを忘れてしまいます。自分の仕事をしっかりこなそうと相手の気持ちを考えずに行動してしまうことも。そんな中の一つに「部下を監視するようにジロジロ見てしまう」という行動があります。看護師の仕事はミスが許されないものです。つい部下がミスしないだろうかと心配でジロジロと見てしまいたくなります。しかし、これは逆効果なのです。仕事をスムーズにするには、ある程度の自由が必要なのです。
あなたは部下や後輩が失敗をしたときに、思わず「カーッ!」と頭に血がのぼった状態で、激しく叱責してはいませんか?もし少しでも心当たりがあるなら、この叱責方法は、あまり効果的とは言えません。こんなときは、まずあなたが冷静になることが大切なのです。
最近の人は、他人とコミュニケーションを取ることが苦手だと言う人が多いようです。そんな人にオススメなのが、阿川佐和子さんの著書『聞く力-心をひらく35のヒント』です。あなたも「聞き上手」になって、コミュニケーション能力を高めましょう!
転職をすると、新しい職場に馴染めるだろうかと、心配になりますよね。こんなときは、どんなにキャリアがあったとしても、謙虚でいることが大切です。新人看護師になった気持ちで、新しい職場の上司や先輩看護師の言うことを素直に聞くようにしましょう。