部下をジロジロ見ないことも上司の処世術です

ジロジロ見ない!

ジロジロ見ない!

上司の視線が気になる

管理職などになると、同じように働いていたスタッフたちも自分の部下になります。部下である看護師たちを上手く指導しなくてはと思うあまり、ついつい監視するような目で見てしまっていませんか?もしも少しでも心当たりがあるようなら、気を付けなければいけません。部下である看護師たちは、上司であるあなたの視線をあなたが思っている以上に気にしているからです。

視線についての実験

ペンシルベニア州立大学のR・バリーという人が「他者の視線」について、興味深い実験を行っています。満車の駐車場で、空きスペースを探してやって来た車が、今にも出そうな車がいるのを見つけた場合、見つけられた車の持ち主はすぐに出てあげるのだろうか、といったものです。
その実験の結果は、車が出るのを待っている車がある場合、出発までに39.03秒。車が待っていなかった場合、出発までに32.15秒となりました。
この実験から分かるように、人は他人からジロジロと見られていると抵抗して動かない傾向にあるのです。これを仕事に置き換えると上司からジロジロと監視されている部下はそれに抵抗するようにわざと動作を遅くしたり、ストレスを感じて普段通りの仕事ができなくなってしまうのです。要するに、仕事の生産性が下がってしまうということなのです。これはマイナスでしかありません。

管理職としての心得

部下を心配するあまり、ジロジロと監視してしまい、あげくに仕事の生産性が落ちてしまっては元も子もありません。どんなに部下が心配でも、ある程度信頼して、自由を与え、見て見ぬフリをする方がいいでしょう。人は何よりも自由な空気を好みますし、その方が確実に仕事がはかどるのです。
もちろん、放ったらかしにするのではなく、ある程度の区切りを付けて、チェックする必要はありますが、職場の雰囲気を良くすることも上司の大切な仕事だと心得ましょう。
また、最近では、視線による「セクハラ」や「パワハラ」を感じる人も少なくないようです。たとえば、上司の視線に関して以下のように感じている人がいます。 ・圧力を感じる。
・何かミスをしたのかと不安になる。
・視線が気持ち悪い。
・上司の視線が気になって仕事がやりづらい。
・緊張してミスをしてしまいそう。
などなど、視線を向けられる部下によって、受け取り方は様々です。
余計なトラブルを防ぐためにも、部下をジロジロと見て監視するのは良いこととは言えません。新人看護師のころを思い出し、部下の気持ちになって接するようにするといいかもしれませんね。

Category : 部下の仕事の生産性を上げるには?

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