「聞く力」を読んでナースの処世術を身につける

阿川佐和子さんから学ぶ「聞く力」

阿川佐和子さんから学ぶ「聞く力」

阿川佐和子さんの書籍『聞く力』

看護師にとってあらゆる場面でコミュニケーション能力が大切ということを伝えてきましたが、とくに人の話を聞くということがコミュニケーションには重要なポイントです。ここでは阿川佐和子さんベストセラー書籍『聞く力-心をひらく35のヒント』から、「聞き上手」になるためのヒントをご紹介します。

「聞き上手」になるためのヒント

・苦手意識から聞く力を養う!
阿川佐和子さんは、ずっとインタビューが苦手だったそうです。苦手だからこそ、自信がないからこそ、そこに「聞き上手」になるポイントがあったようです。相手の反応を窺い、自らの言動を振り返って反省点を考える。阿川佐和子さんはそのようにして「聞く力」を養っていったのです。
・相手の話を聞こうとする意識を持つことが大切!
阿川佐和子さんは、ある日俳優の渡部篤郎さんと対談しました。このとき、どんな質問をしても「のれんに腕押し」状態で阿川佐和子さんはとても落ち込んだそうです。しかし、渡部さんは「とても話しやすかった」とおっしゃったそうです。それを聞いた阿川佐和子さんは、誰もが自分と同じように喜怒哀楽を表現するとは限らない。相手を決めつけるのは止めようと思ったそうです。相手の話を聞こうとする意識が大切だということです。
・ひたすら「聞く」ということに集中しよう!
このように「聞く」ということは、実はそんなに難しいことではないのです。この本を読めば、「聞く」ことに対する苦手意識や自信のなさをひとつひとつ解きほぐしてもらえます。大切なのは「面白い話をしよう」「自分の意見を伝えよう」などの話したくなる欲を捨てて、相手に関心を持って、親身になって話しを「聞く」ことなのです。このとき、「ちゃんと聞いていますよ」と相槌をうったり、「もっとあなたの話が聞きたいです」という促しを意識すれば、相手は気持ち良くあなたと会話をすることができるでしょう。

著書のご紹介

文春新書『聞く力-心をひらく35のヒント』著者:阿川 佐和子、文藝春秋/新書判/253ページ
【内容】
頑固オヤジから普通の小学生までが、つい本音を語ってしまうのはなぜか?インタビューが苦手だったアガワが1000人近い出会いと30回以上のお見合いで掴んだコミュニケーション術を初めて披露する。
【目次】
1:聞き上手とは(インタビューは苦手:面白そうに聞:メールと会話は違う 他)
2:聞く醍醐味(会話は生ものと心得る:脳みそを捜索する:話が脱線したときの戻し方 他)
3:話しやすい聞き方(相づちの極意:「オウム返し質問」活用法:初対面の人への近づき方 他)

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聞く力―心をひらく35のヒント
「聞く力―心をひらく35のヒント」はナースのコミュニケーション能力を高めてくれる良書だと思いますよ。

Category : 自分自身を高める

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最近の人は、他人とコミュニケーションを取ることが苦手だと言う人が多いようです。そんな人にオススメなのが、阿川佐和子さんの著書『聞く力-心をひらく35のヒント』です。あなたも「聞き上手」になって、コミュニケーション能力を高めましょう!

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